
5ちゃんねるの投稿により名誉やプライバシーを侵害された場合には、投稿の削除と投稿者の特定を目的に応じて検討します。掲示板の規約に違反することと、法律上の権利侵害があることは別に確認します。
まず投稿と掲載先を確認する
スレッドURL、レス番号、投稿全文、投稿日時、前後の文脈を保存します。同じ投稿が2ch.sc等に転載されている場合は、元の投稿と転載を区別します。検索結果やまとめ記事だけで、元の投稿先を決めないようにしてください。
2026年10月3日の確認時点で、従来の5ch.netの削除ガイドラインは5ch.ioへ転送されています。申立ての相手方は、現在のサービス運営者、情報の保有者、削除権限を持つ者を確認して決めます。過去の記事に記載された法人名や住所だけで申立てを進めるのは避けてください。
削除を求める方法
現在の削除ガイドラインを確認し、対象URL、レス番号と削除理由を示します。削除依頼が公開される方法では、依頼文から本人の氏名や事情が広がることがあるため、個人情報の記載を慎重に検討します。
任意の申出で削除されない場合は、人格権等に基づく削除請求や削除仮処分を検討します。仮処分には被保全権利と保全の必要性の疎明が必要です。管轄、相手方の表示、送達の方法によって手続と期間は変わります。インターネット上の違法な投稿を削除してもらうにはどんな方法がありますか?で説明しています。
匿名の投稿者を特定する方法
発信者情報開示命令(情プラ法8条)を中心に、任意の請求や仮処分・訴訟の適否を検討します。IPアドレス等から接続業者への請求が必要になる場合には、提供命令(15条)や消去禁止命令(16条)の利用も検討します。開示の申立てだけでログが自動的に保存されるわけではありません。
サイト側に求める情報は、保有する投稿時のIPアドレス、通信日時等を確認して選びます。電話番号・メールアドレスを含め、実際に保有する情報と法定の開示対象・要件を確認します。
IPアドレスを複数の利用者が共有している場合、IPアドレスと日時だけでは回線の契約者を絞れないことがあります。送信元ポート番号や接続先等の必要な情報と保存状況を、サイト側・接続業者の双方について確認します。特定の情報が必ず保存・開示されるとは限りません。
ログの保存期間は、事業者や通信の種類によって異なります。一律に「3か月」「6か月」と考えて待たず、早期に保存要請や消去禁止命令等を検討します。すでに消去された記録を、命令によって復元できるわけではありません。
通信事業者から開示されるのは、通常、その通信に対応する契約者の情報です。家族共用回線、勤務先・店舗の回線などでは、契約者と実際の投稿者が異なることがあるため、追加の確認が必要です。
逮捕歴や過去の事件の投稿
時間の経過だけで削除が決まるものではありません。情報の性質、事件と処分、社会的立場、現在の生活、拡散範囲、公表を続ける理由などを検討します。検索結果と掲示板本文の削除も分けて考えます。
詳しくは発信者情報開示請求とは|費用・期間・手続の流れを弁護士が解説、ネットに残る逮捕記事は削除できる?就職や生活への影響と対処法をご覧ください。
参考資料
法令・公表資料は2026年10月3日に確認しました。個別の投稿についての結論は、内容や証拠、事業者の保有情報によって異なります。




