FC2に誹謗中傷の書き込みがあり削除したい場合の対応方法について紹介します。
FC2は、アメリカのネバダ州に所在する法人で、レンタルサーバ、ドメイン、ブログ、チャット、アクセス解析、掲示板、日記、アクセスカウンタ、SNSなど、日本語を始め様々な言語で無料・有料の各種ウェブサービスを提供しております。
FC2を管理しているのは、アメリカのネバダ州にある「FC2, Inc.」という会社です。
FC2への発信者情報開示請求
FC2を利用したビジネスが広く行われていますので、FC2が契約者の氏名、住所、メールアドレスを保有している可能性があります。その場合は、通常訴訟で開示請求を行うことが可能です。
しかし、FC2が契約者の氏名等を把握しているかは外部からは分かりませんので、原則通り、仮処分を申し立てて、IPアドレス、タイムスタンプの開示を求めていくのが通常です。なお、申立てをする裁判所は、東京地方裁判所となります。
具体的な手続きは、本ブログの発信者情報開示請求とプロバイダ責任制限法をご覧ください。
FC2への削除請求
FC2は、メールによる削除請求も受け付けています。しかし、任意の削除請求に応じてもらえない場合は、仮処分の申し立てを行うことになります。
なお、申立てをする裁判所は、基本的には被害者の居住地(会社の場合は本店所在地)を管轄する裁判所となります。
「FC2, Inc.」の資格証明書
発信者情報・削除の仮処分を申し立てるには、「FC2, Inc.」の資格証明書が必要です。ネバダ州では、メールにより資格証明書の入手が可能となっています。