Facebook(https://www.facebook.com/)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州メンローパークに本社を置くMeta Platforms, Inc.(2021年10月28日付でFacebook, Incから社名変更されました)が運営するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)です。利用規約にもMeta Platforms, Inc.のサービスであることが規定されており、実務上もMeta Platforms, Inc.を相手方として、発信者情報開示請求や削除請求を行っております。
Facebook(フェイスブック)への発信者情報開示請求
Facebookのサービスを提供しているMeta Platforms, Inc.が保有している発信者情報は、ログイン時IPアドレスとタイムスタンプとなります。開示の対象は、通常、動画をアップロードした際のログイン情報となります。
しかし、上記のとおり、Meta Platforms, Inc.が任意に発信者情報を開示することはありません。Meta Platforms, Inc.が任意に開示請求に応じることはないことから、裁判所に仮処分命令の申立てを行います。なお、管轄裁判所は、東京地方裁判所になります。
Meta Platforms, Inc.からログイン時IPアドレスとタイムスタンプが開示された後、経由プロバイダ(携帯電話会社など)が判明しますので、各プロバイダに投稿者(契約者)の氏名、住所などの開示を請求します。
具体的な手続きは、本ブログの発信者情報開示請求とプロバイダ責任制限法をご覧ください。
Facebook(フェイスブック)への削除請求
Facebookには、多数の誹謗中傷が書込まれています。フォーム(「報告する」をご確認ください))から削除依頼をすることは可能ですが、簡単には削除に応じてくれない状況です。
しかし、Meta Platforms, Inc.は、裁判所による仮処分決定がなされれば、削除に応じる姿勢をとっています。なお、申立てをする裁判所は、基本的には被害者の居住地(会社の場合は本店所在地)を管轄する裁判所となります。